飽きるほどのいちご


今年のいちごは、少し大きめのがたくさんとれた。
昨秋、畝2つに120株余りを植え付けた。そのうちの100株は隣村の次女の友だちの家から頂いたものだ。
次女が、常々「友だちんとこのいちごはもっと大きくて甘いねんで。おばあちゃんが作ってるんやて。ほんま、そこのおばあちゃんといっしょですごい貫禄あるおっきいいちごやねん」と言っていたので苗を分けてもらいに行ったのだ。
今、食べきれないほどたくさんのいちごが穫れている。
実家や義妹のとこや手話サークルにも持って行った。
毎日、毎日いちご。もういいかげん飽きてきた。
母の日に実家に帰った時、ケーキを買って母と一緒に食べようとわざわざ三宮まで出かけて行った。
ショーケースに並んだケーキはどれもこれもいちごがついていた。イチゴショート、イチゴトルテ、イチゴムース…。
ああ、もういちごはいいわ。買う気になれず、せっかくお店に入ったのに何も買わずに出るなんて、ちょっと勇気がいるなと思いながら店員さんの方を見た。
店員さんと目が合って、私は“ごめんね。欲しいの無いの”という気持ちを目で伝えた。
店員さんの方も、“いいですよ”という気持ちが感じられる表情を返してきたのでほっとしてお店を出た。
他のお店に行ってもどうせ今の時期はいちごを使ったのばかりだろうからケーキはやめにして結局、花にすることにした。
まだしばらくは毎朝いちごを摘まないといけない。
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